アニメ「ダンジョン飯」を見た。
昔、母ヶ屋が「井ヶ屋が好きかも」と言って買ってきてくれた本が星新一だった。
「奇妙な旅行」というタイトルだったのを覚えている。
星新一は小説内でずっと長い話が続く訳ではなく、一話一話が単独の短いお話になっている。
ショートショートと呼ばれるジャンルらしい。
★わかりやすい例えとしては、「世にも奇妙な物語」みたいなものです★
長い話を読むという事が当時から苦手だった私は、
すっかり星新一が気に入ってしまった。
図書室にあった星新一のショートショート1001というミチミチの分厚本を読み切ってしまったほどだ。
それからも、別の著者でもショートショートと名の付く小説や漫画があったらとにかく読み漁っていた。そんな時に、友人から貸してもらったショートショートの漫画が、
「ひきだしにテラリウム」という、九井諒子さんの漫画だった。
これが大変自分好みで、それ以外にも出ていた2冊の本も買った記憶がある。
「竜の学校は山の上」
Amazon.co.jp: 九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス) : 九井諒子: 本
なんかリンク先の設定がうまくいかず、三者三様になってしまった。
わざとやってるわけじゃないぜ!
これですっかりファンになっていたところに、九井諒子さんの長編連載が始まる、と聞いた時は大喜びした。
最高ンォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!って言った。当時。絶対。
ただまだ全巻買ってないんですよね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いやストーリーも好きで定期的に買っていたんですけど
当時連載系を単行本で追うのが苦手過ぎて……
多分5か6巻くらいで止まってると思う。
あと途中から電子書籍派になっちゃったのもデカい。
また買い直すのもな……になっちゃう奴。
なんか思い出書いてたら全巻持ってないの申し訳なくなってきたな。
アニメを追いながらどうにか買い進めようと思う。
1行目に話を戻すが、アニメ「ダンジョン飯」を見た。
本家の絵の再現が凄く、キャラの声もイメージとかけ離れていない。最高。
私は原作を読んだ時にキャラの声のイメージが自分の中で確立されるタイプだった。
しかもそれがアニメ化した時にあんまり合致しないのだ。
今では流石に自分の中でこなれてきたが、当時「銀魂」の銀さんの声に違和感を覚えたりしていた。これは自分の中での勝手に生成されたイメージなのでどうしようもない。
それが割と合っているというので既に結構衝撃だった。
これは2クール走り切るかもしれん
しかし、「得体のしれないものを食う」ということ、凄過ぎる。
昔こそ知らん中華料理屋に入って虫の串焼きみたいなの食ったりしてたけど、
今はなんか無理かもしれん。安定を好むシロクマになってしまった……
ですが私、これではいけないと思い、挑戦してきました。
2024は挑戦の年だ
何に挑戦したかというと……
レバーという食べ物を知っていますか?
待って!帰らないで!!!!!
レバー食える奴からしたら「アヨ~ン(鼻笑)」かもしれないんですけど、
俺にとっては本当に苦手な食い物なんです。マジで。
過去にも何度か挑戦したことあるんですけど、無理なんですよ、レバー。
焼肉とかで食べるじゃないですか、レバーを
パクリ
シャグ……
くせすぎ。
これがダメなんです。
レバー好きに聞くと「コリが……コリがいいのでつョ……!!!!」って言ってくる。怖い。
去年位にもレバーのテリーヌ的なものを食べて撃沈し、
もうレバーを一生克服できることは無いかも……と絶望していました。
そんな時、お告げが聞こえたのです。
(※やばい宗教ではありません。)
…ュン……バガ…
…ュン……レバガ…イヨ……
化物語のロゴ!?!?!??!?!?!??!?!??!?!?!??!?!?!??!?!?!??!?!?!??!?!?!?!?
化物語のロゴが聞いたこともない料理を教えてくれました。(※本当は友人に教えて貰いました)
純レバ……??????
調べてみたところ、「レバニラからニラを抜いたもの」らしい。
料理としてはそれだけでなく、甘辛のタレと小口ねぎがいっぱい乗ってる画像が出た。
これならいけるのでは……???????
幸いにして、近所に純レバをやっているお店を見つけることが出来た。
すぐに向かう。
あった
期待が高まる。
お酒を注文し、お通しと共に頂く。
お通しめっちゃおいしかった。そぼろともやしのナムル見たいな感じ。
初手レバーに恐れ、頼んでしまった串焼きが届く
左からハラミ、タン、トントロだった。死ぬ程うまかった。
頼むか……
来た!!!!!!!!
めちゃめちゃうまそう。お願いだから克服になってくれ……
ムチャリ
待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!よく見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いるだろうが……
えっ
嘘!!?!??!?!?!??!?!?!??!?!?!?!??!?!??!?!?
まっっっっっっっっったく臭みがない……
あまりにも感じたことのない感覚でしばらく呆けてしまった。
レバーの味はする。するのに臭みが全くない。
めちゃめちゃ美味い……
速攻ごはんを頼み、一緒に食う
最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レバーは他のお肉に比べて食感がモッタリしているのも苦手要素だったのだが、
臭みがなくなったことによって完全にいい方向に向かっている。
何度もマジで?????と疑いながら食い、美味過ぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!を繰り返していたら食い終わってしまった。
克服です。(純レバに対してだけ)
でもレバーに対する悪印象がかなり緩和された気はする。
今後ふつうのレバーもヒョイと食ってしまいそうだ。
それが繰り返され、食べ慣れた先に本当のレバー克服がある。
でもマジで食い終わって外出た時に口にまだレバーの風味が残ってて、
それがめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。普段だったらコーラ買ってる。
挑戦、かなり大事かもしれない。
自分の限界を知ったり、新たな可能性を感じるいい機会になる。
これからも挑戦いっぱいしていくぞ
では次回、「パクチー地獄責め」でお会いしましょう。
しません。(安定を選んだシロクマ)
おわり