みくのしんカレーというものをご存じだろうか。
おそらく初出はこちらの記事
現在では株式会社バーグハンバーグバーグに所属している
オモコロライターのみくのしんさん、そのお母さまが考案したとされる
「辛いカレー」というものだ。
先程の記事でも見事なまでに参加者を魅了し、それ以降はオモコロメンバー内でも
圧倒的人気を博しているらしく、金銭を支払ってでも作ってもらう人がいる程だという。
そのカレーが、食いたい。
食いたいけど作るのめんどくせ～～～
この思いを交互に燻ぶらせていたら7年も経過しているという事実。
無理すぎ
いやなんかカイエンペッパーとかァ……ターメリックとかって
準備するのが難しいっていうかァ……イカも生じゃないといけないらしいしィ……
ギャルのコログ？
まあ揃わんだろうけど一応スーパー行こうかな……
なんもなかったら松屋寄ってキムカル丼食って帰るだけだからね……
全部あった。
隣のスーパーまで香辛料探しに行った。
本当は心の中では作りたかったんだろ……？
素直じゃないクソガキがよ……
はい！！！！！！！！！！！！！！！！！！！（良い返事！）
やるか……みくのしんカレー（ナガノ構文）
ちなみに、みくのしんカレーを作る際は、先程の記事より
細かく説明がされている以下の2動画を参考にした。
オモコロチャンネルver
ふっくらすずめクラブver
数量や調理手順が確定してるのは後者なのだが、ショウガやニンニクの
みじんぎりの具合や炒めている状態など、細かい具材の状態を確認できるのは前者だ。
みんなも交互に反復横跳びしていこう。この広大なネットの海を。
ではまずショウガを……
あっっ！！！！！！！！！！！
シワワ……
なんということだ。いつ買ったかわからない大葉がシワッシワに乾燥してしまっている。
とりあえずパックに入れたけど、これもう砕いちゃってふりかける大葉にしちゃえばいいんじゃないか……？
ﾇｼｬｸ
大麻みたいになっちゃった。俺は無罪
俺は無罪の反対って私は最強かもね
本題にもどる
ショウガとニンニクをみじん切りにする。
ショウガはかなり多くてもよいそうなので、ちょっと多めにした。
ショウガ、幼少期はマジでいらねえだろ！！！！！！！！！って思っていた。
家で出ていた生姜焼きが焦げ目とかあんまりなくて好きじゃなかったのも大きいかもしれん。（焦げ目が大好き）
今になるとめちゃくちゃいい存在だな……となる。香りがいい。落ち着く。
お肉や魚の臭み取りにもなるのがたまらなくいい。お前がいると盤石。
そしてニンニク。ニンニクは幼少期から今までず～～～っと好き。
なんなら今の方が好きさ溢れてるかも。ニンニク切った時に手に匂いが付いて嫌ですよね！みたいな話よく聞くけど俺はそんなことないと思う。最高だと思う。
最近ニンニクをめちゃくちゃ入れて食べる動画をあげている人をよく見ているが、
正直ちょっと手を出したくなるな……と思う時がある。理性で抑えています。
いつかな、瓦解。
たまねぎ2個をみじん切りにし、
一旦保存容器にいれる。
これに玉ねぎを詰め詰めしていて思い出したのだが、
最近Youtubeのshortsで「Restock」というジャンルの動画が良く出てくるようになった。
要は大きな容器や小物入れにものを詰め直す動画なのだが、
食うのかもわからん色のついて花の入った氷などをぶちこんでいたり、
「普段の生活のRestock」ではなく、「動画の為のRestock」が滲み出ているのを見てしまい、それはいらんかな……となった。
綿棒とかシャンプーとか詰め直してる方がまだ生活感があって好きです。たとえそれすらも動画の為のRestockであっても……
次はイカです。パックから取り出して……
あっっ！？！？！？！？？！？！？？！？！？！？？！？！？？！？！？！？
生きようとした跡が……
”生命”を感じました。
まな板といい、こいつの調理道具灰色しかねえな
イカ、捌くのは得意なんですがしばらくやってなかった為、かなり忘れていた。
あと最近友人に「イカの精子は食うと病院行き」というクソヤバ知識をもらっていた為、めちゃくちゃ下処理をした。結局どこにあったかはわからなかったが、完成品を食っている時もちょっと怖かった。
AB
むきえびを買ったのだが、加熱する前にもう赤くなってた。
あと、背ワタを取ろうとしたら、背中になくて、内側にあった。
反転世界のエビつかまされた？
ｱｯﾂｧｹﾞ
これで↓準備完了。
↓↘→調理に入る。
オリーブオイルでショウガとニンニクを炒める。
香りがついてきたら玉ねぎを入れて、炒める。
ここの塩梅が2年前の動画だと「飴色に炒める」の表記だったのだが、
最新の動画では「透明になるまで位」と言っていたので、わからなくなった。
ちょうど間くらいにする。
でっけ～鍋に移し、トマト缶をぶち込み、再度温まったらココナッツミルクを入れる。
ここでhappening
ココナッツミルクの缶、缶きりで開けるタイプだった（Wow!）
まあ買った時に気づいていたんですけどね。
家に缶切りあるやろガチャしたら大爆死したんですよね。
家に偶然命を刈り取る形をしているハサミがあったので事なきを得ました。
厚揚げと香辛料類（カイエンペッパー、ターメリック、パプリカパウダー）を入れる。
ここからめちゃくちゃいい匂いがし始める。
イカ、エビを入れ……
15分ほど煮たら……
完成！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
もうこの時点でめちゃくちゃいい匂いがずっとしてたのと空腹が限界で、
器のちょっとした汚れすら気にせず写真を撮り、気づいたら貪り食っていました。
うますぎ
カレーというより、めちゃくちゃうまい何か。
俺の中でまだこれをカレーにジャンル分けできていない。うまさで脳がやられている。
味としては、ショウガやニンニクにトマト、ココナッツミルクなどかなり主張の強いものを併せているにも関わらず、その全てが丁度良く溶け込み、「なんかうまいもの」になっている。これは俺の語彙力がないんじゃなくて本当にそうなんです。信じて。
また具材のゴロゴロ具合が凄くて……
イカやエビはプリプリ、厚揚げは食べ応えもありながら全体の味の調整に一役買っている。逆にこれ以外の具はありえん。
ほんでこれらがご飯と相性がめちゃくちゃいい。普通のカレー食べる時にあんまりご飯とルー混ぜないで食べるんだけどこのルーは混ぜた方がおいしいかもしれない。
果てには全体がマイルドな味なのに気づいたら辛さで程よく汗をかいている。
後で見たらカイエンペッパーって一味のパウダー版らしくて普通にめっちゃ辛いらしいです。使ったことなかったからわからなかった。
気づけば無我夢中で食べ、おかわりをしてまた無我夢中で食べてしまった。
カレーというものにここまでがっついたの生まれて初めてかもしれん。
手間は確かにかかるが、それを超えて余りある対価は十分に得られるカレーだった。
また食べたくなったら絶対作ろう。そう思えるカレーでした。
みんなも作ってみよう、辛いカレー
そしてありがとうみくのしんさん。同人誌買いました。
これからも応援しています。
おわり
